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♡すべてのアートをあいしてる♡

あのこは貴族 を観た!!!!!

11月某日、私は同年代のフレンズとのやり取りの中で、結婚〜とか自由に生きる〜などの話をしている中で、思案していた。

私の考えを述べるだけでいいのか?これが正解と言えるのか?現代の自由に生きるとは・・・???うーん・・・・🤔

するとなぜかふと映画の広告が目に止まりあらすじをみると考えていたテーマに沿っている気がしたため、ちょうど時間が取れたので観た!!!

現代、思い立ったら秒速でなんでも観れるの最高すぎる。テクノロジー・・・サンクス・・・ビッグラブ・・・・💋

ヤクルト1000も私にやる気をありがとう!!もうしばらく毎日飲むよ!!!

ネタバレあるっちゃあるけど、このブログはそもそも大して誰も見てないので…(・-・)なんの影響力もないので…ご安心ください🎶

多分、毎度熱心なみどちfcが見ているだけ…。イェーッ✌︎('ω')✌︎みんな〜いつもありがと〜

 

まず現代に生きる20〜30代くらいの結婚〜とか子供〜仕事〜などに悩める上京している独身女性は特に観るといい!!!とおすすめできる一作だった。

男性はこれどう思うんかなあ?若い女性受けはいいと思うけど…?🤔と検索したが、男性からも評判はいいみたい。

所謂シスターフッドものだと思うが、映画としてすごくよかった。

パラサイトとかと同じような作り、映画的手法がしっかり凝らされていた。

食事シーンの意味、小物やシーンの動き方?天気やカメラワークに物語としてのメッセージ性が込められていて、はっはーんなるほどですね〜〜がたくさんあった。

フード理論が活かされていた!!

これはきっとムービーウォッチメンでも観てるはず!と思ったらやはりでした🙏ですゎょな‼️‼️

各俳優さんの演技もよかった。表情アップで顔色が曇るところなどとてもよかった。

内容もパラサイトと少し重なるような、"階層"、"階級"の話でもあった。

これは現代の、日本の、話。

同じ場所東京に住んで暮らしているが、見えない層がある。交わるようでまるで並行世界のように交わらない、ようで、同じ世界に暮らしているからふと交差する時もある。

私が時折口にしている「人それぞれの地獄がある」、みたいなことも内包されていた。

〜あらすじ〜

>東京生まれのお嬢様で、何不自由なく育ってきた榛原華子。しかし、20代後半になり、恋人に振られたことで焦り始め婚活に奔走した彼女は、弁護士の青木幸一郎と出会い運命の相手だと確信する。一方、地方出身で、名門大学入学を機に上京した時岡美紀。OLとして東京で働く彼女は、仕事ではやりがいを失い、腐れ縁の青木との関係にも行き詰まりを感じ始めていた。それぞれに息苦しさを抱えていたそんな2人が、ふとした出会いをきっかけに自らの生き方を見つめ直していく。

 

もぅ全部書いてあるからこっち見てくれ🥺

https://www.tbsradio.jp/archives/?id=p-572127

それな〜!だった。

 

私なりの感想は、まずファッション!小物、バッグなんかのブランドがリアルでめちゃわかりみあった……。

華子はずっとバーキン使ってたり😂

美紀のバックがどんどんレベルアップしていってたり😊

東京から上京して入学式で持っているカバンがコーチ(ダメとかじゃなくリアルみがある)

同窓会で持っているカバンがヴィヴィアンだったり(ダメとかじゃなくリアルみがある)

お家で着物を着ているファミリー、結婚式で婚家が並んで写真を撮るが、着物の柄、格の?違い😅

同じように冒頭華子のファミリー会食、着物姿でおばあさまもお母様も髪をセットしている後ろ姿がちらっと映るが、髪飾りはない。

一方幸一郎さんのお母様、叔母様も同じく着物姿でセットしている顔合わせのシーンではバチ型のかんざしをonしている。べっこう柄(多分)かなあ?

同じお金持ちとしても階級があるのだ、というのがディティールからもこれでもかとわかるように丁寧に描写されていてこれぞ映画!という感じがした。

今時毛皮は風当たり強いのよ、と次女、そうですよ〜と長女の旦那さんはしきりに言うが、おばあさま、お母様たちは話を聞かない。あげく長女は華子にあげたら?などという。

次女は慣わしからはみ出た女

長女の旦那さんは外から来た人で華子の味方、というかすごく真っ当なことをいう、華子も気を許している、し家族の中で唯一少し下に?見ている。お茶持ってきて。など気兼ねなく言えるポジション。

長女は悪気はなく面倒見が良く優しいが、型にはまることが当たり前と思っている側の人間というのがこのシーンの会話だけでわかる。

 

華子のお家の3姉妹間、感、もリアルだった。

長女は言われた通りに、真っ当に。

次女は所謂バツイチ、でもその分経験やチャレンジ精神がある、華子をかばったり助け舟を出したり、チャラ男とも交流があったり、自由に遊んでいるところもありちゃっかりしている。

次女が会食ではかっちりした服だが、バーに行くときは革ジャン(合皮?)なのがリアリティがあった😃

姉妹の中では縛られていない自由人、に見えるが、会話の中で金持ちとつるんでる😆と言ってるので、完全に自立している、というわけではない。いいとこ取りをしている。これもひとつの生き方。

華子はいつも襟のあるきちんとした服を着ているが、自分で自由に選んだ時は襟がない服を着ている、ような気がする🤔意味が込められているのかな?

こういう細かい部分も丁寧に作られた作品だと思った。

華子は家では膝掛けや毛布をかぶっていることが多い。それは家柄や環境に守られているということでもあるんだよ〜のメタファーなのかな??

 

誰かが分かりやすく悪者には描かれておらず、単純な幸せ〜!イェイイェイ✌️のような勧善懲悪でもなく、それぞれに思いがあり、たまに嫌なことを言うお母様たちもその世界の中で生きてきたからそれが当たり前・当然・ルール、だと思い込んでいるだけのことで、悪い人はいないのだと思う。

作り手側が出てくる人の誰もを単純な悪者にせず、全体に優しい目線があるなと思った。

結婚するにあたり興信所で身元を調べられたこと、に戸惑う華子に、幸一郎は「普通のことじゃない?政治家もいる家系だし」みたいなことをこともなげに言っているが、彼らの家系にとってはそれが当たり前、なのだ。

華子のお家はあまり男の影がない、女の中での女のルール、女が女をさりげなく縛っているのもわかる。でもその中でこう生きればいいの、と慮ってのアドバイスもくれる。それは確かに従来の女の生き方、正しい処世術ではある、が、現代を生きる私たちからしたらそれは本当に正しいと言えるのか?私たちはそれを今、したいのか?それでいいの?問題定義のような気がした。

はみ出ている次女と、外から来た長女旦那さんだけが少し外れている。

幸一郎さんのお家はガチガチの家長制度でお祖父様がトップで何もかもをお伺い立てている。遺産相続が〜なんて揉めていたりする。

人がいる限りどこにでも地獄や争いは存在してしまう😂

 

富山の実家、田舎の描写もリアルでまさに!だった。

地元に帰ると弟が駅まで迎えにくる、地元の先輩から買ったやけに改造した車、地元のアピタwwwwにセフレ😂、学生時代のジャージが部屋着、女なんだから料理くらいしろという父親、何もない街、わかりやすくイキる男(顔もリアリティがある)、飲んでイキる、なんかすぐ脱ぐ、わかりみ…😌

 

インターネットで名前を調べて、snsですぐ本人にたどり着くところにもリアリティがあった。これは2020年代の現代の日本の、物語だ。

 

美紀のアイコンがハンバーガーを食べようとしている写真でここにもフード理論が…(善人はフードをおいしそうに食べる)

華子目線で見ると美紀は悪者?!ライバル?となるが、そうではないことを暗示している😉

幸一郎さんも割とずっと物を食べない(正体不明者はフードを食べない)し、コップなどを手に持っていても飲む気配はない。中盤の、華子にふと心を許したような会話のシーンで初めてビールを飲む。

ここで幸一郎さんも悪い奴ではない、ことが暗示される。

 

乗り物の対比、いつもタクシー移動の華子と、自ら自転車で移動している美紀。女友達と自転車で二人乗りして、交代で漕いだり。女友達と協力して進んでいくメタファーかな??

映画的見せ方がこれでもかと詰まっていた。ブラボー👏

 

華子はタクシーで移動中に自転車で走る美紀を偶然見かける。思わずタクシーから降りて声をかける。自動的に運ばれるのではなく自分の意思で降りることを選択することはできるよ!、というメタファーかな〜〜??

華子は美紀の家に行く。美紀の家は手狭でごちゃついているが、彼女が選んだ彼女の持ち物で構成されている。

狭い部屋でもどこか落ち着く空間なのは「全部美紀さんのものだから」

美紀が自分で選んで、歩んできた道のりが部屋に詰まってるからなんだゎょな🥹

女友達と起業するの、うまくいくかわかんないけど😌と話す美紀。

"みんな決まった場所で生きている"

"親の人生をトレースした人生"

本来交わらないはずの2人が関わり、交わる地点やタイミングがある。

いつも見ているはずなのに、見ようとしなければ見えない景色。

誰でもいいけど、ちょっとしたことを話せる相手がいるだけでとりあえずは充分じゃない??そういう人は案外出会えない。という優しい問いかけ。

箱入りで何もかも与えられて受動的に生きてきた華子はそこで心が動く。

その帰り、橋の反対側で自転車二人乗りで楽し気な若い女の子たち、何気なくニコニコと手を振られて、振り返す華子。

ここで対岸の彼女を思い出しました。

多分下地には対岸の彼女がある作品ではあるよね。

見知らぬ若い女の子たちに戸惑いつつ手を振り返す、このあたりが作品の中で象徴的なシーンかなと。女と女は争いあわなくてよい、みんな深い関わりはなくとも現代を生きる仲間である、というような。突然のギャルマインド?!?✌︎('ω'✌︎ )

現代の若い女たちへのエールかな🥺

ここで家に帰って華子は心を開き幸一郎さんと話をする、幸一郎さんも初めて飲み物を口にする、でも手はクロスしたままで完全には心を開いていない😂…からの離婚をするという両家の話し合い?のシーンへ😂

華子は感情的になり手をあげる幸一郎のお母様にだまって叩かれて、えらい🥲

よく躾けられたお嬢様育ちだから…🥲

お母様も夫に止められて止まるから、えらい(??)(周りその前に止めろよ)

もし自分ならあり得ない。絶許である。まず、殴らせない🥺圧がすごいタイプの野生獣だから…。

当事者のはずなのに華子も幸一郎も何も言わない。

 

幸一郎さんの人間味、与えられた役割やペルソナを演じているところ…も辛いのは女だけじゃあないゎょな!という作り手の愛情を感じた。

みんな、ある程度は自分の…好きに生きろ…✊

推しと人生と魂が癒着しているのを感じるシーンがあってもうっ🥲となった、美紀が足の爪を切っていると、家で女の人が爪を切るところなんてみたことがないと幸一郎。

そんな彼だから、違う世界をサバイブして生きている美紀が物珍しく、美紀との時間が飾らない自分でいられる数少ない居場所だったのかもしれない。

彼も決められた箱庭の中で決められたように生きることが運命だと背負って生きている人間なのだ。

だから10年くらいなんとなく付き合うでもなくセフレ?友達?でいられたのかも😂

なんとも言えない名前のつけようがない人間関係も、あるゎょな‼️っていう作り手からの多様性への眼差し、人類愛、全肯定つまりYES‼️なのかな〜??

あらすじ見てはあ〜〜?チャラ男の話か…😒って思ったけどそんなことはなかったな😂

原作ではもっと冷たい感じの、搾取する側!みたいな描写らしいけど、映画版幸一郎さんは漏れる人間味が感じられて悪者!って感じはしなかったな。

高良さんの人柄が出てるのかな。

リアルな育ちいいお坊ちゃんってこんな感じの、顔整ってて隙がないけどなんかやばい感じ(メンヘラァっぽいとかモラハラっぽいとか)がある気がするが、高良さんはリアルだけどフィクションみのあるお坊ちゃんだなと。

それは美紀もそうだけど…💦

田舎から出てきてたら美人でももうちょっともさっとしがち、ナイトワークから客に仕事紹介されて就職〜ならもっと夜夜しいこなれ感あるはずだけど希子ちゃんだから透明感があってリアルだけどリアルすぎないきれいなフィクションに落ち着いているし、悪者にならず、誰しもがこの子は好きだわ〜ってなる。

表情の演技、顔色が変わるところなんてとてもよかった。

今まで現実味のないつるんとしたファンタジックな女の子、の部分が魅力の俳優さんなのかと思っていたが、リアルな演技もできるいい俳優さんなんだな。

俳優さんみんなよかったな😃

華子のバイオリニストのお友達も、美紀と一緒に企業しよ!と誘う地元からのお友達も自然でよかった。顔立ちと演技の感じが小池栄子さん的に感じた(小池さんは気のいいおねえちゃん!の役がとてもハマる俳優さんだ)

長々書いたが、映画としてよく作られた作品だし、これからの人へのエール、人類愛をとても感じた。

人は知らず知らずに伝統やこうあるべき、にとらわれていること

こうでなければ!というが、実際こうでなければ!と言うようなことはほとんどないこと

誰に何を言われても(よっぽど人の道から外れたようなことでなければ)自分がいいと思うことをやっていい(離婚したくせによく葬式に来れるわね〜と陰口叩かれても、別に関係ない)

やってもせいぜい陰口叩かれる程度だから気にしないこと💋

女同士、また幸一郎と美紀みたいに自分らが分かり合える者同士で名前がつけられない関係でも助け合って生きれば良い事

こうだよね?多分…と思ってることに、そだよ!と言われたような気がした作品でありました。

 

ロールモデルが全然いないから、自分で道なき道作るしかないゎょな‼️‼️‼️‼️

まずは生きて40代を迎えたいところ( i _ i )

かーわーせーー!!!てきとうにーーー!!!むりするなーー!!!

また追記をするかと思います。